#技育祭 Day2に参加して思ったこと、感想

Day1と同じ感じで、メモを元に思ったことを書いていこうかなと、少しずつ書いていたら一週間たっていた。

 

talent.supporterz.jp

 

テックカンパニーって結局なんだろう?
1日目のオープニングセッションで松本さんが面白い話をしていたのでどこにいくのか迷っていたのですが、この部屋にきました。

 

アジリティを高めていく
問題解決をするには問題の定義が必要である。
問題の原因は色々なところにあり、その[** 不確実性を少なくすること]がアジリティである。幅優先探索で試行錯誤して不確実なところを消していく必要がある。

 

 この考え方は、課題の解決の時に重要な考え方だなと感じた。最適の解法を合理的に見つけるために、泥臭くやっている(矛盾しているけど、あっている気がする)と感じた。テスト対策の勉強をやるときも、出そうなところをやっていって不安がない状態でテストに望む(テスト勉強の理想)と同じ構図だなと感じた。

 

失敗のコントロール
失敗しても失敗から軌道修正できる、失敗をコントロールできる環境を作る。全体の組織の大まかな方向性、目標があることで、同じ方向性に探索をしていくことができる。

 

意思を持ち選択する
探索の方向性を決めるのは最終的には個人の意思である。
方向性が見えていても最終的にルートを決定するのは個人であるということ。
選択することはすごく辛いがみんなで不確実性を少なくしていく。

 

選択するということは、何かを選ぶと同時に何かを捨てるということであるが、意思をもつことでその選択の自信をつける、正しい(かについては分からないが)方向に進むことができるのだろうと思った。


探索の量は質に転化する
初めは何をすればより多くの情報を得られるかは分からない。しかし、探索の量を行うと、全容をつかむことができるため、質の高い探索ができる。

 

プログラミング始めた時にタイポで1時間溶かした経験は一つ一つのコードをみるようになって、どのように動いているかを把握できて無駄じゃなかったんだなと考えてみれば今に繋がっている気がしてなるほどなと感じた。

 

T字でなく山のような専門性
問題の本質は複数の領域に繋がる。理解の深いところを中心にその周辺分野を知らなくてはいけない。

 

= Connecting the Dotsの話にちょっと近いと感じた。

 

テックカンパニーはアジリティを高められる組織

  •  自分の意思ももつ
  •  探索し続ける
  •  ソフトウェアを中心に考える。

 

内容をnoteにまとめてくださっています。

note.com

 

技術で解決するとは何か〜KADOKAWAグループで実践している基盤提供とデータ分析の事例紹介〜

技術で解決するとは何か
「問題から真の目的を導き出し、資源の制約下で、目的を達成するための仕組みを構築する」

 

 本当にこの通りだと思います。デザイン思考とかの考えでも表層的な問題ではなくその下にあるモノとは何をするためなのかとか考えたりしたなというのと似ている気がします。問題の解決は、仕様通りに作って解決するのではなく、問題のそのものを意識して解決することなんだなと思いました。

 

  1. 周囲の人が抱える問題を聞いてみる
  2. 問題から目的を決める
  3. 目的を達成するシステムを作る
  4. 周囲の人にシステムを作ってもらう
  5. 使った結果、残る問題を聞いてみる
  6. Goto 2

 

 生まれた時間のもくもくタイム
一日1時間もくもくタイム(自由に色々試してみる時間)にするのをルーティンにすることで、技術者集団を作り、色々な価値を作る集団を作る。

 

 ルーティンで新しいことを試す習慣はすごくいいなと感じた。自分も少しずつ自由な時間ができる時間を確保していきたい。一日10分でもこういう時間があると変わってくるのかなと感じます。他にもニコニコ動画のシステム強化の話やエンタメはどこまでAI化できるかについての話なども出てきて面白かった。2017年から2019年のサーバーの入れ替えの時に全てのサーバーを捨てて、VMに入れ替えたのは英断だなって思った。確かに昔と比べてネットワークが安定したな感じます。

 

イデア大爆発〜コロンブス的発明で活躍しよう!〜
スライド:

scrapbox.io

 ものを書くときはだいたい下書きしていたり、授業のメモに使っているScrapboxの発明した増井先生の話たったので、今回楽しみにしていたセッションの一つでした。

 

コロンブス的発明
単純なんだけど、みんなが使いやすい=コロンブス的発明
偉大な発明とは、案外当たり前だけど気づかなかったものが多い。論文を書くとすごく短くシンプルになる。簡単で便利で面白い発明がコロンブス的発明である。


コロンブス的にアイデアを爆発させるには

  • 問題の発見と解決
  • 「問題発見・解決型教育」
  • 従来の教育は知識伝授型
  • 問題発見は難しい
  • ボーっとしていると問題を発見できない

 

「ぼーっといきているんじゃねーぞ」ではないけど、普段見える世界の味方とそれ以外の違った見方が新たなアイデアの発想源何だなと感じました。

 

発想のプロセス

  • 十分な知識を蓄える
  • 解決したい問題についてよく考える
  • しばらく寝かせる
  • 突然思いつく
  • 睡眠、シャワーなどによるきっかけ
  • 忘れること

桜井和寿さんもお風呂とか何も考えてない時に、歌詞やメロディがぱって思いつくって言ってました🥴(コメントより)
ポールは夢で、メロディが生まれるしね。w(コメントより)

 

確かにリラックスしている時や、少し時間が立った時に何かしら思いつくことが多い気がします。いい感じのメロディはだいたいお風呂で思いつくもんなので、急いで着替えてボイスメモに入れ込む生活をしているので、すごくわかります。忘れることというのは、機械にはできない(最近のLSTMとは忘れることが擬似的に実装されている気もするが..)ので発想、思考には重要なんだなと思いました。

 

1部:21世紀型エンジニアの働きかた
エンジニアの未来は明るい
様々な分野でテック化の流れがあるため、21世紀はエンジニアが不足する。
技術の裾野が広がり、技術の高度化と抽象化が進む。ノーコード、ローコードが進んで、誰でも技術が使えるようになる。7割の人がノーコード、ローコードで技術を使う人、残りの3割が技術を作り出す人になる。

 

 活躍する人とは

  1. 技術への知的好奇心
  2. やり抜く力
  3. オーナーシップ
  4. チームワーク

活躍する人は技術に何しては知的好奇心のみである。

年収よりもライフタイムバリュー志向→ 21世紀型エンジニア

 

 自分がどのようになりたいか、どのような価値の人間になりたいかを特に考えなくてはいけない。若いうちに技術的基礎力をつけて、どのように成長するか、チャンスを掴み次へと繋げるかについて考えることが重要だと感じました。

 


2部:[緊急企画]学生参加型 生ライブ!若手6人のぶっちゃけトーク

 

新入社員がすごくぶっちゃけていて、なかなかリアルな声でした。
技術レベルは、すごい人はすごかったが、幅があって技術に強いからという理由で採用をしているのではないなと感じた。(ただ、ある程度の技術力は持って就職しているなという感想でした)

給料についての話はだいぶリアルで懇親会でもぶっちゃけていたなという話をしていました。「今の給料で満足しているか?給料を上げるために自分で何をしているのか?」という話は、これからどのようになりたいか、どう成長するかの姿勢についてにつながっていて、深いなと思いました。どんな目標があってそれに向かってどのようにしているかという意識はどう価値を作っていくかについて重要な考え方だと思いました。

 

人事の人がどう思っているか
採用責任者面接では、どういう価値観を持って生きているか、今後どのように活躍するかについてみている。足元の技術は見ていない。今後の伸び代を見ている!一番伸びそう、成長しそうなところに配属をしている。

 採用の人はどの分野の人でも「どのような価値観を持った人か」を見ているなと思いました。「企業とのインターンや就活は、お見合いだ」という話を聞いたことがあったが、企業の考え方や価値観が合致する人を選んでいるなと思いました。

 

 

懇親会
今回、なかなか楽しみだったのが懇親会で3回で色々な人とお話しすることができました。同年代の学生がどのように勉強していているかについて、なかなか情報を得ることができなかったので、すごく参考になりました。「学生は井の中の蛙」という話で狭いコミュニティの中で生きていたんだなと感じます。
つよつよの人も多かったのですが、自分のように今回の技育祭が初めての参加という人も多く、情報系が専門じゃない人もいて、現在地点はみんな誰も近いものだなと思いました。(頑張れば自分も追いつけるかもしれない)
インターン行った経験のある方の話(ランチは美味しかったのかなど)色々聞けてよかったなと感じました。群馬県境行ってみたいものですね。

 


最後に今回、技育祭に参加して本当によかったなと思いました。全国の自分と同じような情報系の学生が3000人も集まって交流をするという機会はなかなかなかったのではと感じます。どの方も色々いいこと言いすぎていて情報量過多だったのですが、聞いた話の中で多くの人が、「Connecting the dots」に関連したことを言っていて、自分が面白いと思った方向に進んでいければ、大丈夫なんだなと感じました。

来年も参加したいです。